多数言語で対局できるネット将棋道場が沢山出来れば将棋は世界に広がりますか?
現在は囲碁に比べると少な過ぎです。
たとえばもし、英語ならまだしもアラビア文字が書かれたコマを使うゲームを見て、多くの人がやってみたいと思うでしょうか。
日本人なら親しみ深い野球も、サッカーと比べればルールが複雑でマニアックなゲームに過ぎません。世界的な普及というレベルで言えば、将棋は敷居が高すぎるゲームだというのは事実でしょう。そういう意味で囲碁はルール自体は単純ですが、これもマス目が多すぎて数学的シチュエーションが複雑すぎ、定石を多少なりとも知らなければちょっと見て楽しむこともままならない難点があります。
どんなものでも、多少踏み込んでみて初めて面白さがわかる、というのは同じです。だからといって、敷居を低くすれば、ポイント制でレスリングっぽくなった柔道みたいな羽目になります(笑)。機械式時計にハマる前の自分に、今してる時計の面白さを伝えるのは不可能に近いとも思います(笑)。
そうやって考えると、奥の深い面白さを持つものを、多くの人に普及させる、というのは非常に難しいものなのだろうと思います。サッカーのようにちょっと見て面白く、ちょっとやって楽しく、しかもプロの神業も存在し世界中に普及したもの、というのは例外的な存在なのかもしれません。
対局の場がある、ということは普及のための必要条件であるとは思いますが、かといって、ただあるというだけではゲームの面白さは伝わりませんし、やってみたいという人も増えないでしょう。
yahooモバを開くといろんなゲームがありますが、私自身は99.999%将棋しかやりません。やったことがないゲームに関しては、ただそこにあるだけではゲームの面白さは伝わらないし、また、やったことがあるゲームについては将棋より面白いとは思えないからです。
多言語のネット将棋道場は正直ないよりはマシ、という程度に過ぎないと思います。普及を拡大するためにはさらにもう一歩二歩踏み込んで、「やってみたい」と思わせる工夫がないと無理だと思います。
外国の空港の待合所で将棋をしていれば、外国の人も注目すると思います。
チェスをしている人も見て、これが将棋なら、と思ったのです。
こうすれば、世界に広がると思います。
将棋連盟どうですか、このアイディア。
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