2012年4月29日日曜日

囲碁のプロの小林光一について。 自分は実利派で本格的な碁を目指して小林光一の棋...

囲碁のプロの小林光一について。

自分は実利派で本格的な碁を目指して小林光一の棋譜を並べています。

結構昔からの棋譜を並べているのですがその頃の小林光一の棋風は実利ではなく外回りの厚みで打っています。

昔は小林光一はこの様な棋風だったのですか?またいつごろから変わりますか?

そしてこの厚み主体の打ち方をしているころの棋譜を並べて実利派の自分には何かいいことがあるでしょうか?







最近の棋士は、最初から棋風が出来上がっているような人も多いですが、小林、趙の時代くらいまでは、トップに昇る棋士は、だれでも低段のころは戦う碁ですけれどね。高川秀格も林海峰も、若い頃はみんな戦いの碁から始まっています。



実利で勝負できる人は、相場を超えた相手の無理を的確に咎める力の裏づけがあってこそ、ですね。



小林が木谷道場の内弟子だったころは、木谷實の健康状態が良くなく、梶原武雄が代稽古をして碁を見ていたので、「碁は外まわり」でとにかく石が上にいけば満足というような打ち方でした。



実利派と言っても、実利一辺倒で打てということではなく、あくまでも実利「主体」なわけで、その地を相手が相場以上に削ろうとしてきたら、当然怒らなければいけません。

力の裏づけと、相場観を体得するまでの小林の碁の変遷を知ることは、決して無意味であるとは思いません。








小林光一9段は最初に梶原武雄9段の影響を受けて模様の碁でした。

趙治勲9段とタイトルを戦う内に地の碁に棋風を変えて成功しました。



林海峰9段は棋風を変えると強く成ると言います。

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